この記事ではイオンモバイルの料金プランやオプションを他社と比較し、イオンモバイルならではのメリット、デメリットについて解説していく。
イオンモバイルを始めとする格安SIMへの乗り換えを検討している人の役立つ記事となっているため、ざっくりでいいのでぜひとも最後まで目を通していただきたい。
Contents
イオンモバイルの特徴
まずはイオンモバイルの格安SIMの特徴を簡潔に言うと
・全国各地に「イオンモバイル」の実店舗がある
・データ容量の選択肢が多く、料金は格安SIM最安クラス
・音声通話SIMも最低利用期間無し
この3つがイオンモバイルの特徴であり強みであると言えるだろう。
イオンモバイルの料金プラン
イオンモバイルの料金プランは非常にシンプルで「基本プラン」と「シェアプラン」のみ。
シェアプランでは複数枚のSIMカードを使用することが出来るため、家族でシェアすることが可能だ。
【基本プランとシェアプランの料金表】
データ専用 | 音声通話付き | シェア音声プラン | |
500MB | -円 | 1130円 | -円 |
1GB | 480円 | 1280円 | -円 |
2GB | 780円 | 1380円 | -円 |
4GB | 980円 | 1580円 | 1780円 |
6GB | 1480円 | 1980円 | 2280円 |
8GB | 1980円 | 2680円 | 2980円 |
12GB | 2680円 | 3280円 | 3580円 |
20GB | 3980円 | 4680円 | 4980円 |
30GB | 5380円 | 6080円 | 6380円 |
40GB | 7480円 | 7980円 | 8280円 |
50GB | 10300円 | 10800円 | 11100円 |
最低利用期間 | 無し | 無し | 無し |
解約金 | 無し | 無し | 無し |
【初期費用】
・契約事務手数料:3000円
・シェア音声プランの場合、追加SIM1枚につきSIM発行手数料3000円がかかる
【諸費用】
・国内通話料:20円/30秒
・データ追加購入料:480円/1GB(翌月への繰り越しは不可)
【端末補償】
・端末補償:月額350 or 450円(指定機種により月額料金が異なる)
→イオンモバイルで端末を購入した場合のみ契約日より14日以内まで加入可能
【音声通話オプション】
・5分かけ放題(イオン電話):月額850円
→イオン電話アプリを使用する。電話回線を使用するため音声品質は良質。相手へも自分の電話番号が通知されるので安心である。
・無制限かけ放題(050電話):月額1500円
→050の電話番号によるIP電話(電話回線を使用しない)。相手へは050の番号が表示される。*加入時に事務手数料1000円がかかる。
*参照:イオンモバイル公式サイト
イオンモバイルのメリット
では具体的に他社の格安SIMと比較した際に、イオンモバイルのどの点がメリットなのか詳しく説明していきたい。
①全国各地に実店舗がある
イオンモバイルは全国各地のイオンに「実店舗」を構えている。
実店舗では「契約すること」はもちろん、「料金プランの相談」や「スマホ端末の故障や破損による修理の受付」、「MNP乗り換えの当日完了」などが可能である。
SIMカードの受け渡しもその場で行えるため、即日すぐに使い始めることもできる。
他社の格安SIMは?
格安SIMでは基本的に実店舗は無い。全国各地に多数の実店舗を構えているのは現状ではイオンモバイルだけだ。
スタッフとの対面での契約や、何かトラブルがあったときにスタッフとの対面での対応を最優先に考える人にとってはイオンモバイルが一番おすすめできる格安SIMである。
②最低利用期間・解約金が0円
イオンモバイルではデータ通信専用プラン、音声通話付き、シェア音声プランともに最低利用期間の設定がされていないため解約金も一切発生しない。
MNP転出(他社への電話番号の持ち出し)さえしなければ、契約後すぐに解約しても違約金は一切発生しないため、気軽に使い始めることができる点は非常に大きなメリットである。
*注意点:契約後180日以内のMNP転出の場合はMNP転出料が8000円かかる。181日目以降はMNP転出料は3000円
他社の格安SIMは?
他社の格安SIMでは「データ通信専用プラン」であれば基本的に最低利用期間は無いが、音声通話付きプランの場合は「6〜12ヶ月の最低利用期間」が設定されており、その期間内で解約した場合は8000〜9500円の違約金が発生する。
現時点で音声通話付きプランでも最低利用期間が無いのはmineoとイオンモバイルだけである。
③データ容量の選択肢が多く、料金は最安クラス
イオンモバイルのデータ容量の選択肢の多さは格安SIMの中で最多クラス。DMMモバイルと同様に、利用者のニーズに合わせて非常に細かく細分化されている点は大きなメリットだ。
またイオンモバイルの基本プランの料金は格安SIMの中でも最安クラスである。
電話番号付きデータ容量4GBプランであっても月額1580円であるから、文字どおりイオンモバイルは格安SIMだと言えるだろう。
イオンモバイルのデメリット
残念ながらイオンモバイルにはデメリットも存在している。後悔しないためにも契約する前に必ずデメリットを把握しておきたい。
①支払いはクレジットカードのみ
イオンモバイルでの月額料金の支払い方法はクレジットカードのみである。
残念ながら口座振替やコンビニ支払いには対応していない。
なお他の格安SIMも基本は「クレジットカード払いのみ」で口座振替には対応していないところがほとんどである。
②スマホ端末がやや割高
イオンモバイルではスマホ端末の販売もしているが、その端末価格が実際の価格よりも少々割高に設定されている点はデメリットである。
他社の格安SIMでは「実売価格かそれ以下で販売」しているところがほとんどだが、なぜかイオンモバイルでは古い機種もあまり割引はしない。
加えて、キャンペーンもあまり実施せず、実施していても割引率やキャッシュバック率は低いためスマホ端末とセットで契約してもお得感はあまり無い。
*最近では端末の値下げキャンペーンを頻繁に行うようになってきた印象がある。キャンペーン対象端末との契約であればお得に契約が可能だ。
③180日以内のMNP転出に注意
上記のメリットで説明したように、イオンモバイルでは最低利用期間の設定が無く解約金はいつでも0円である。
しかし、契約から180日以内にMNP(番号そのまま、持ち出し)で他社に乗り換える場合のみ8,000円の手数料がかかってしまう点には気をつけなければならない。
*181日目以降にMNPで転出する場合の手数料は3,000円。
ただし電話番号が変わってもいい、MNPにこだわらないという人には特に気にする必要は無いだろう。
*参照:イオンモバイル公式サイト
総合評価とまとめ
イオンモバイルのメリットとデメリットについてはこれで以上である。
上記を加味してイオンモバイルが向いている人は
・困った時はいつでも相談できるように近所に実店舗の存在が欠かせない
・可能な限り料金は安い方が良い
・最低利用期間が無い格安SIMが良い
このような格安SIMを望む人にはイオンモバイルが最も適している。
特に「どうしても気軽に相談できる実店舗が欲しい」のであれば現状ではイオンモバイルしか選択肢は無い。
なお公式サイトから申し込んだ場合も「お近くの実店舗」で対応出来るため、安心して申し込んで大丈夫である。
*申し込みはこちら:イオンモバイル公式サイト